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2022/10/31 その他

「釧路工業技術センター開設20年活動の記録」WEB公開にあたって

釧路工業技術センターは、2002年(平成14年)10月1日に開設され、本年の10月1日で20年を迎えます。
ここまで継続できたのも、釧路根室地域の産業界、学界、行政、金融の関係機関が連携し、ご支援やご協力をいただいた賜物と感謝申し上げます。
この度、この20年を振り変える意味で毎年作成しております事業報告書ならびに年2回発行しております「センターニュース」を整理し、「釧路工業技術センター開設20年活動の記録」としてまとめさせていただき、WEBで公開させていただくこととしました。
機械金属分野と木工分野の技術職員4名でスタートしたセンターですが、電気電子情報分野と化学分野の技術職員が加わって2年後には6名となり、現在の体制となっております。職員の中には、設立時から勤務されている方もおり、地域産業およびセンターの発展に大きな功績を残されております。 センターが開設された2002年は太平洋炭礦が閉山し、その後の漁獲量の減少に伴う水産業の低迷もあり、2021年の9月には日本製紙釧路工場が紙・パルプ事業から撤退するなど、釧路市経済を支えてきた石炭、漁業、製紙といった基幹産業の衰退が続いております。
当時20万人の釧路市の人口が2022年4月現在には16万1千人に減少しており、地域産業の衰退は、地域の活力をどんどん削ぎ取っております。
このような状況において、地域の活性化や新たな産業創出のために活動し、様々な商品開発に取り組んでいる企業や団体の方々が大勢おります。
当センターではこのような方々を支援し、次の10年、20年を目指し、関係機関と協力しながら「ものづくり」を通じて持続可能な地域社会の構築ならびに産業の発展と振興に貢献するために職員一同尽力する所存であります。
今後とも一層のご支援とご協力を賜りますよう、よろしくお願い致します。

センター長 草苅 敏夫